実際に使ってみて、KAGと比べて、「KAEXのおかげでここが助かった」という事柄を挙げてみます。
おそらく、以下のようなことはKAGでもプラグインなどを借りてきたら出来ると思いますが、KAGEXだと、プラグインを探してきてDLしてどこのフォルダに入れるかなどを考えたりしなくても、最初から入っているので、導入の敷居が低くて良いと思います。
・sliderタグで簡単にスライダーが作れる
KAGにはsliderタグはありません。
・actionタグが便利
レイヤーを自由に動かすことが出来るactionタグが便利です。
moveタグと異なり、moduleなどで動きが指定できるので、表現の幅が広がるように思います。
・タグの遅延実行が出来る
タグを同時に読み込みながらも、その実行タイミングをずらして指定することが出来ます(delayrun機能)。何気に便利です。
・Windows8で quake タグを使用すると画像が乱れるバグが起こらない
windows8が出た頃、結構騒がれていましたが、最初からKAGEXを使っていれば関係ありません。
KAGとKAGEXの違いについて、これまでの制作経験から、サラッと考えただけでも以上のような項目が浮かびました。
KAGに出来て、KAGEXにできないことというのはない(と思う)ので、最初からKAGEXで作っておいたほうがいいのではないでしょうか。
KAG用に作られたプラグインとの互換性があるかどうかがはっきりしない、という点は欠点ですが、実際に制作している範囲では特に「これが使えなくて不便」というものに遭遇した覚えがないので、あまり気にするようなデメリットではないと思います。